どうも、しんのすけです。
今回は文章を書くことが苦手な人の特徴と、どうすれば文章をスラスラと書けるようになるかについて紹介します。
こんな人におすすめ
- 文章を書くのが苦手
- 何を書いたら良いかわからない
- 文章を書きはじめても手が止まってしまう
今回紹介する内容は文章はもちろんですが、意識すれば会話にも応用できる内容です。
仕事に限らずプライベートにも役立つので、同じような悩みを持っている方は最後まで読んでみてください。
もくじ
文章がうまく書けない人の特徴4つ
結論からいうと、文章を書くことの苦手意識がある人には主に以下のような特徴があります。
- 結論や目的を決めていない
- 情報を整理できていない
- うまく書こうとしている
- 個性を出したい
僕自身も経験がありますし、そもそも文章を書き慣れていない人の多くは該当すると思います。
まずは文章をかけない理由について、それぞれ簡単に紹介していきます。
結論や目的を決めていない
文章は結論や目的が決まっていないとうまく書けません!
文章を書くにあたって、あらかじめ文章の結論や目的を決めておくことは最重要といっても過言ではないです。
結論や目的を決めずに文章はイメージで例えるなら「出口がない迷路」です。
出口が決まっていない迷路に入ったら、そりゃ迷子になってしまうのは当たり前。
逆に、ゴール(出口)が決まっていれば文章はびっくりするほどスムーズに書けます。
情報を整理できていない
僕は長年プロのWEBライターとして活動していますが、文章を書くということは情報を整理するということだと身に染みて実感しています。
「文章を書く」と聞くと、何か自分の言葉で作品を生み出すようなイメージがあるかもしれません。
例えるなら、真っ白なキャンバスに絵を書くような感じ。
僕も最初はそう思っていたんですが、まったく違いました。
どちらかというと、プラモデルのような感じです。
設計図があって、材料があって、あとは組み立てるだけ。というイメージです。
つまり、設計図が結論・目的で、材料が情報。
「文章が書けない」というのは、設計図がないか、材料が揃っていないかのどちらかです。
うまく書こうとしている
設計図(結論・目的)もあって、材料(情報)もあるのに文章が書けないの人の特徴は、うまく書こうとしている人です。
僕もハマった罠、「素晴らしく美しい文章」というのがあり、自分はそれを書くことを目ざなければ文章がうまくならないという”勘違い”です。
これは学校教育の弊害かもしれませんね。
自分の文章はダメ。0点〜30点で、どこかに100点満点の正解があるという勘違い。
こんな勘違いは文章を書くための邪魔にしかならないので、さっさと捨ててしまいましょう。
個性を出したい
これもよくある勘違い。
- 「人とは違う特徴的な文章を書きたい」
- 「”自分らしさ”を出したい」
- 「注目される面白い文章を書きたい」
これもかなりおすすめしない考え方です。
個性を出したい気持ちはすごくわかるんですが、例えば「個性的な俺の曲を聴いてくれ!」って感じのバンドマンって大体売れてないですよね。
文章も同じなんですよ。
個性を出そうとして変な方向にいってしまう。
読者は”個性的な文章”を読みたいわけではありません。
個性的な文章は逆に読者からすると嫌がられる(読みにくい)ことがほとんどです。
文章で個性を出す方法については別の記事にしているので、そちらを参考にしてください。
【個性についての記事は執筆中】
文章がうまく書ける人の特徴と4つのコツ
では文章がうまくなるためにはどのような点に注意すれば良いのか。
簡単にいうと、前述したポイントを改善することです。
具体的にいうと大きくわけて下記の4つが大切です。
- 1.結論・目的を決める
- 2.情報を事前に集めておく
- 3.細部は書きながら考える
- 4.構成のテンプレートを真似る
それぞれについてわかりやすく紹介しますね。
1.結論・目的を決める
結論・目的は最重要!
これは本当にめちゃくちゃ大切です。文章を書くうえで絶対に忘れてはいけない。
文章を書こうとして途中で手が止まってしまっても、ゴールである結論や目的を思い出せばまた手は動かせます。
しかも出来上がるものも筋が通った読みやすい文章になりやすい。
反対に、結論・目的を見失うと、その文章はめちゃくちゃになります。
例えばこの記事は「文章が書けないと悩んでいる人が、その悩みを解決するための記事」です。
なので最終目標は、文章を書くときに悩まなくなるにはどうすれば良いのかについて紹介することです。
目の前に「文章が書けないよ〜…」と悩んでいる人がいて、その人に教えるイメージ。
結論や目的がないというのは、目の前に悩んでいる人がいないんです。だから道に迷ったような支離滅裂な文章になってしまう。
業界では『ペルソナ(顧客像)』なんていいますが、要するに記事を読む人を想像するってことです。
何を書けば良いか迷ったときもペルソナが求めていること、聞きたいことを想像すると、次に何を書けば良いかがわかって迷わなくなります。
2.情報を事前に集めておく
情報集めはライター業界でそのまま『リサーチ』といいます。
極端な言い方をすると、「文章を書く=集めた情報をまとめる」です。
つまり、文章を書くという行為は、情報をわかりやすくまとめる作業ともいえるんですよね。
なので文章の結論・目的が決まったら、次はその結論・目的をうまく伝えるために必要な情報を集める。
例えばこの記事でいうなら、文章を書けないという人の悩みを解決するための情報です。
僕はプロのWEBライターだからそれほどリサーチしていませんが、もし自分が知らないジャンルの場合はリサーチに8割くらいの時間を使います。
情報を集めたら、それを整理してまとめる。つまり文章を書く。
繰り返しになりますが、文章を書くって集めた情報を整理してまとめてるってことなんです。
3.細部は書きながら考える
ここで勘違いしてはいけないことは、細部(ディティール)まで決めてしまわないこと。
ディティールまで最初から決めようとするといつまでも文章を書きはじめられないし、決めすぎると次は縛られて文章がいびつになったり、固くなったりしてしまう。
大筋の情報集めは大切だけど、細かいところは書きながら考えることが大切です。
細かい部分は書きながら考えた方が、その文章にピッタリの表現とかがパッと浮かんでくるんですよね。
イメージで例えるなら、樹を書くときにおおよその形は決めておいて、細かい木目や枝葉は書きながら考える感じです。
4.構成のテンプレートを真似る
文章を書くことに慣れていないならまずは真似しまくる、無理に個性を出そうとしない。これもすごく大切。
個性については別の記事で詳しく紹介していますが、簡単にいうと「個性=結果として滲み出てくるもの」です。
なので、個性を出そうとして書いた文章は結果的に”個性を出したそうな文章”になってしまう。
例えば個性を出そうとして奇抜な髪色や服装をした人って”個性を出そうと頑張っている人”ですよね。
じゃあ奇抜な格好をしていない自分の友達には個性がないか?
いや、絶対に身近な人にも個性を感じていると思います。
なぜなら、”個性=結果として滲み出てくるもの”だからです。
だからまずは構成のテンプレートは真似しましょう。
「真似するなんて個性がなくてイヤだ!」と思うかもしれませんが、構成のテンプレートを真似しても個性は出ます。
文章を100%コピペしたら同じものになりますが、構成のテンプレートを真似して書いただけなら必ず”あなたらしさ”は滲み出るはずです。
真似しても結果的に個性っていうのは滲み出てしまうんですよね。良くも悪くも。
なので「個性を出そう」なんて気を張らなくてOKです。
文章のうまさは読む人が決める!
文章を書くにあたってはうまく書くことや、完璧を目指さないことが大切です。
なぜなら「良い文章」とは、読む人が決めるからです。自分で決めるものではありません。
読んだ人に「この人の文章良いな」とか、「この記事良いな」と思ってもらうには、まずペルソナを決めることが重要。
もちろん、個人の日記や誰にも見せるつもりがないブログみたいな自分だけがわかれば良い文章は別です。
一方、人に見てもらう記事や仕事として文章を書くなら、ペルソナを決めることは最重要。
読んだ人の役に立てば良い文章、役に立たなければ良くない文章になるだけのことです。
例えば「美味しいケーキの作り方が知りたい!」という人にこの記事を見せても、まったく役に立たないでしょう。
反対に「美味しいケーキを作る方法」の記事を見せれば喜ぶと思います。
つまり、読む人のニーズに合わせた情報をわかりやすくまとめることが大切ということですね。
【まとめ】文章をうまく書くための3ステップ
スムーズに文章を書くための方法を3ステップでまとめると下記のとおりです。
step1.文章の結論・目的を決める
step2.結論・目的を伝えるための情報を集める
step3.集めた情報をわかりやすくまとめる
迷路で例えるなら、まずはゴール(結論・目的)を決める。
そしてゴールに行くための道を決める(情報収集)。
道が決まったらあとはその道にそって歩く(文章を書く)という感じ。
めちゃくちゃシンプルですが、たったこれだけで文章のクオリティはグッと高くなるはずです。
僕も常にこの3ステップを意識して文章を書き、プロライターとして生活しています。
では今日はこれで。
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