どうも、しんのすけです。
この記事では、伝わる文章を書けるようになるコツを紹介します。
文章の基本とか覚えておいた方がいいルールはたくさんありますが、全部を一気に覚えようと思っても難しいのでおすすめしません。
今回紹介するのは3つだけ。
内容はすごくシンプルですが、意識するだけで文章の伝わりやすさが格段に改善します。
結論からいうと、下記の3つです。
伝わる文章を書くコツ
- 結論を最初に書く
- 簡単な言葉を使う
- 1つの文に1つの内容で書く
では一つずつ詳しく紹介します。
コツ1.結論を最初に書く
文章やスピーチなどにおいて、結論を最初に持ってくる方法と、最後に結論を持ってくる方法の2つがあります。
一般的に「結論って最後じゃないの?」と思われるかもしれませんが、絶対に最初に書きましょう。
結論を最後に持っていく方法は『クライマックス法』といわれており、スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションがよく例として挙げられます。
ちょっと極端に書くと下記のように、話の一番盛り上がる部分を最後に持ってくる話し方です。
「ある日の朝、僕は〜をしようとしていました。」
「そんなとき、●●に困ってしましました。」
「みなさんも〜になれば良いなって思ったことありませんか?」
「そこで当社が開発したのは■■です!」
映画なんかも最後が盛り上がりますよね。
Apple社がポータブルオーディオのiPodを発表するとき、お客さんはワクワクしながらスティーブ・ジョブズの話を最後まで聞いていたようです。
でも、この方法は文章に向いているかというとそうではない。
なぜなら、ほとんどのケースで僕らライターは、読者にとってスティーブ・ジョブズのような存在ではないからです。
つまり、何者でもない僕らの文章は、スティーブ・ジョブズのプレゼンのように最後まで真剣にみてもらえないってことです。
僕らライターが『クライマックス法』を使っても、読者は「何だコイツ!!回りくどいな!!早く結論を言えよ!」と思うことが多い。
さらに残念なことに、最初に結論を言わない文章って読みづらいんですよね。
例えば、下記の文章を読んでみてください。(文章にすると長いので箇条書きで紹介します)
- 手順は単純
- まず物を山に分ける
- 家に設備がないならよそへ行く必要がある
- もし自宅にあるなら問題ない
- 一度に多すぎるのはダメ
- 少ないほど良い
- 多すぎると失敗するかもしれない
- はじめてなら手順は難しいかもしれない
- だが覚えれば簡単になる
- 慣れれば生活の一部になる
…意味わからないですよね。
でも下記のようにタイトルをつけるとどうでしょうか。
【洗濯機の話】
- 手順は単純
- まず物を山に分ける
- 家に設備がないならよそへ行く必要がある
- もし自宅にあるなら問題ない
- 一度に多すぎるのはダメ
- 少ないほど良い
- 多すぎると失敗するかもしれない
- はじめてなら手順は難しいかもしれない
- だが覚えれば簡単になる
- 慣れれば生活の一部になる
つまり、文章の最初で「今回伝えたいことは●●です」って結論をいれておくだけで、その後の格段に文章が読みやすくなる。
具体的にはもっとたくさんのメリットがあるんですが、まずは深く考えず最初に結論を入れることをクセにしましょう。
コツ2.簡単な言葉を使う
文章を書いたり、Youtubeで情報発信をしたりする場合、多くの人が勘違いしやすいこと。
それは「専門用語を使うと賢いと思ってもらえる」。
もちろんこれは逆です。
賢い人ほど簡単な言葉を使う。
「簡単なことを難しくいう奴はバカ」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
バカは言い過ぎですが、文章を書くような人に何かを伝える人にとって、難しい表現を使うのはNGです。
僕はライターの師匠に「5歳の子供でもわかる言葉で書け」といわれたことがあります。
文章を幼稚にしろということではありません。
5歳の子供でも読める言葉なら、それ以上の人に伝わるでしょってこと。
つまり、言葉を噛み砕くほど多くの人に伝わる文章になるということです。
専門用語を使う時のテクニックについては別の記事で紹介しているのでそちらを参考にしてください。
【準備中】
コツ3.一つの文に一つの内容で書く
「ワンセンテンス、ワンメッセージ」といわれることもあります。
これ、めちゃくちゃ重要です。
例えば、ブログ記事を書く時に1つの記事で伝えたいこと(結論)は1つに絞りましょう。
また、そのブログ中の一文のなかのメッセージも1つに絞ること。
ちょっとわかりずらいかもしれないので具体的に説明しますね。
この記事の伝えたいことはズバリ「伝わる文章を書くためのコツ・基本」です。
途中で「専門用語を入れるテクニック」について少し触れましたが、この記事では内容を紹介していません。
なぜなら、別のテーマの内容を紹介しはじめると、この記事全体がブレてしまうからです。
そして、読んでみてもらうとわかりますが、一文のなかの内容も一つにしていると思います。
例えば下記のような感じ。
■一文に二つの内容
明日の朝ごはんはサンドイッチにしようと思っていて、たまごサンドを作ろうと思うんですが、学校には9時までに到着する必要があるのでサンドイッチを作るなら早めに起きなきゃいけません。■一文に一つの内容
明日の朝ごはんはサンドイッチにしようと思っていて、たまごサンドを作ろうと思ってます。
でも、学校には9時までに到着する必要があるのでサンドイッチを作るなら早めに起きなきゃいけません。
これが一文に二つ、三つ、四つと増えるほど読み手にとっては理解しづらい内容になっていきます。
年齢問わず、文章を書き慣れていない人によくあるのは、一つの文章で言いたいことを全部書こうとするパターン。
たまに見かけますよね。
今回紹介した3つのなかで最も重要です。
3つとも意識するのが難しいという方は、まずこのワンセンテンス、ワンメッセージを意識して文章を書いてみてください。
文章がうまくなればプレゼンもうまくなる
文章を書くことがうまくなれば、基本的に喋ることにも応用できます。
・わかりやすい言葉で書く
・一つの文に一つの内容で書く
もちろんスピーチはスピーチで慣れが必要ですが、文章で覚えてテクニックや考え方は通用するはずです。
僕自身も人の前に立って喋ることがありますが、本当に役立っています。
なんならプライベートのコミュニケーションでも役に立つ。
一度覚えると一生もののスキルになるのでぜひ意識してみてください。
では今日はこれで。
コメントを残す