今回はクライアントから継続して依頼をもらい続けるコツを紹介します。
ライターにとって、新しいクライアントを探すのはひと苦労です。
クライアントが変われば、レギュレーションも変わるし、使うツールやジャンルが変わることも。
同じクライアントからの依頼であれば、効率よく執筆できるので、収入も比較的上げやすいし、単価アップの交渉も見込めます。
クライアントをコロコロ変えたくない人や、突然クライアントから切られることが多い人はこの記事を参考にしてください。
もくじ
クライアントにとって最大のリスクとは?
まず前提として、ほとんどのクライアントは一度雇ったライターをクビにしたくありません。
ライターをクビにすると、新しい人材を見つけなければいけないためです。
- 応募ページの作成
- 執筆手順の説明
- レギュレーションの説明
- テストライティング
などなど、新しいライターを雇うためにかかる労力は大きい。
ライターは少なからず技術や知識が必要な職業です。
クライアントがライターを手放すということは、ポケモンで例えるなら、せっかくレベル20まで育てたポケモンを逃して、別のポケモンを捕まえにいくようなものなんですね。
しかも、次に雇うライターの質は実質ランダム。
つまり、クライアントは時間とお金をかけて、ガチャを引かなければいけないんです。
だから、一度契約したライターは、よほどひどい人でない限り手放したくない。
このことは覚えておいて損はないでしょう。
クライアントにとってレアな存在になる
継続して仕事をもらうためには、クライアントにとってレアな存在になることです。
「こんなに質の良いライターに出会えたのは運が良い!」と思ってもらうこと。
一般的なサラリーマンだと、会社側が雇う側で、社員側は雇われる側です。
ようするに主従関係。
一方的な条件を提示されても、ほぼ文句は言えません。
しかし、フリーランスライターとか個人事業主のライターとクライアントは対等な関係です。
クライアント側が急にクビにすることもできるし、ライター側が急に依頼を断ることもできる。(契約内容にもよります)
もしあなたがクライアントにとってレアな存在になれば、優位に立ち回ることも可能です。
手放したくない存在になれば、クライアント側から単価のアップを提案してくれることもあります。
実際に、ライターとして経験が浅かった頃でも、テストライティングでクオリティの高い記事を納品したあと、クライアントさんから早速単価アップの交渉をいただいたこともあります。
このように、クライアントにとってレアな存在となれば、継続依頼だけではなく単価アップも狙えるでしょう。
では、次の項目で、クライアントにとってレアな存在になる方法を紹介します。
継続的に仕事を受注するためのコツを5つ紹介
継続的に仕事をもらいたいのであれば、下記の5つに力を入れましょう。
1.実績を積み上げる
実績とは、簡単にいうとクライアントへの納品数です。
びっくりするかもしれませんが、ライターには納品期日に遅れたり、途中でバックれたりする人が結構います。
そのため、毎回クライアントが提示した期日内にきちんと記事を納品するだけでも、そのライターさんは重宝されます。
100点じゃなくていいんです。
まずは最低限、クライアントが提示するレギュレーションを守り、期日内に納品し続けましょう。
2.クオリティの高い記事を納品し続ける
クオリティの高い記事とは何か?
ライティングのジャンルもよりますが、ほとんどの場合「読者が求める情報が、分かりやすく記載されている記事」です。
読者が求めているのは、ライターの独特な個性や、奇抜な意見、綺麗な文章ではありません。
読者にとっての良い記事とは、自分の知りたいことが分かりやすくまとめられている記事です。
読者に有益な記事を作るため、ほとんどのクライアントはレギュレーションやガイドラインを用意しています。
クライアントのレギュレーション・ガイドラインは最低限守れば合格点。
プラス、独学でも良いので、文章のスキルを磨き、読者にとって良い文章を書くように意識しましょう。
文章の書き方は他の記事で紹介しているので、そちらを参考にしてください。
3.ある程度の修正は無料で受ける
軽微な修正依頼は無料で受けましょう。
修正に対して柔軟に対応してくれるライターは重宝されます。
- ①軽微な修正依頼
- ②大幅な修正依頼
- ③軽微な変更依頼
- ④大幅な変更依頼
上記のうち、①、③はできるだけ無料で受けることをおすすめします。
なぜなら「修正」とは、ライター側の責任で発生しているタスクだからです。
例えば、誤字脱字が多い記事では修正が入ります。
レギュレーションに沿っていない記事や、記事の方向性を理解していない文章では「最初から書き直してください」と言われることもあるでしょう。
一方で「変更」とは、クライアント側の都合によって発生するタスクです。
記事の内容の変更や、レギュレーションの変更。
しっかりルールを守って書いたのに、「やっぱりこうしてほしい」と依頼されることです。
例えるなら、カレーを注文されたからカレーを作ったのに、ラーメンに変更してくれと言われたような感じです。
個人的には、変更の場合はクライアントに追加料金を請求します。
ただし、時間がかからないのであれば、変更の場合にも臨機応変に無料で対応するとクライアントからは重宝されます。
ここらへんは塩梅をみつつ、各自で判断してみてください。
4.クライアントの連絡はすぐに返す
クライアントの連絡はできるだけ早急に返信しましょう。
基本的にクライアント側の担当者は複数のライターを管理しています。
一方で、ライター側は担当者が一人です。
どちらのほうが管理が大変かといえば、確実にクライアント側の担当者です。
場合によっては、あなたの返信が遅れるだけで作業が進まず、担当者の残業が増えるかもしれない…!
自分が担当者の立場だったら、連絡が遅い人って嫌ですよね。
頻繁にメッセージを確認する必要はありませんが、連絡が来ているときは、気づいた時点で返信しましょう。
「明日でいいや」と先延ばしするのはおすすめしません。
レスポンスが早いのは、担当者にとって想像以上に嬉しいことなんですね。
5.急な依頼でも引き受ける
依頼される仕事は可能な限り引き受けましょう。
ライターをやっていると、クライアントさんから急な依頼を受けることがあります。
急な依頼は大抵の場合、下記のような理由があります。
- 他のライターがバックれた
- 質が悪いライターの契約を解除した
- 元請けから急な執筆依頼が来た
おそらくクライアント側も「申し訳ないのですが…」という感じで依頼してくると思います。
ライターからすると、ぶっちゃけ、めんどくさい。
いつもより納期も短いですから。
でも、だからこそ可能な限り快く受けましょう。
クライアントさんも、悪気があって急に依頼しているわけではなく、困っているんですね。
緊急事態のときに助けてくれる柔軟性のあるライターを、クライアント側が切ることはないでしょう。
もちろんプライベートを犠牲にしろ!といいたいわけでもありません。
自分の作業可能な時間が1日5時間と限られていて、1日に執筆可能な本数の限界が2本とします。
そこに急な依頼で1日3本執筆する必要があるなら、執筆時間(仕事時間)を増やすのではなく、作業スピードを早くする方に意識を向けてください。
つまり、1日5時間はそのままで、1日に執筆可能な本数の限界を2本から3本に増やすという感じです。
経験上、この意識でライティングに取り組むと、自分の限界を突破できたり、新しい効率的な方法を発見できたりします。
最終的に作業効率や作業スピードが高くなり、よりライティングで稼げるようになります。
まとめ
継続的にライティングの仕事をもらうコツをまとめると下記のとおりです。
1.実績を積み上げる
2.クオリティの高い記事を納品し続ける
3.ある程度の修正は無料で受ける
4.クライアントの連絡はすぐに返す
5.急な依頼でも引き受ける
クライアントにとってレアな存在になることを意識してみてください。
ある程度実績が貯まってきたら単価交渉にも挑戦してみましょう。もっと効率的に稼げるようになるかもしれません。
単価交渉の方法については下記の記事で詳しく紹介しているので、そちらを参考にしてください。
では今日はこれで。
コメントを残す