今回は、初心者ライターが仕事をとるためのポイントを紹介します。
クラウドソーシングでは、基本的に誰でも仕事に応募できますが、採用されるためにはテストライティングをクリアする必要があります。
テストライティングを比較的楽にクリアするためには、いくつかのコツがあるので覚えておきましょう。
ではさっそく紹介していきます。
もくじ
1.トップ10の記事を真似する
僕も同じ経験があるんですが、初心者ライターのときってテストライティングが採用試験みたいなもんなので、すごくハードルが高く感じますよね。
だってライティングの経験がないんですから、何を書けば正解なのかがわからない。
しかし、安心してください。クライアントさんが求めているものって意外と単純なんです。
クライアントさんが求める記事は基本的に「ネットで上位表示される記事」です。
じゃあどんな記事を書けば、ネットで上位表示される記事になるのか?
答えは簡単。
ネットで上位表示される記事=今現在トップに掲載されている記事、です。
テストライティングの構成作りに困ったら、ネット上でトップ表示される上位10記事を参考にしましょう。
ここを抑えておけば、初心者でもテストライティングを怖がる必要はありません。
2.答えは頭ではなくネットで探す
全く専門知識がないことについて書くのは確かに大変です。
しかし、ネットが使える現代では、丁寧にリサーチすれば欲しい情報は必ず手に入ります。
どんなジャンルの記事を書くとしても、答えはすでにネット上に存在しています。
僕もまったく知識のないジャンルについての記事を任されることがあります。
最近、NISAやiDeCo、投資信託、不動産ファンドなど、投資に関する記事の執筆を任されました。
当時は恥ずかしながら投資系の知識はまったくありませんでした。
でもネットで検索すれば、公的機関やメガバンクが詳しく解説している記事がヒットします。
リサーチして記事を読んでいくうちに、投資について詳しくなれるし、構成の作成や記事の執筆もできるようになります。
ライターの仕事は、新しい発想や奇抜な視点で記事を書くことではありません。
正確な情報を整理し、わかりやすく読者に伝えること。
どんなジャンルの記事を任されても、どんなことを書けば良いのかは、ネットを探せば必ず見つかります。
3.客観的な事実から集める
物事を伝えるとき、『事実』と『表現』があります。
例えば、ある商品Aの値段が1万円、商品Bが2万円だったとします。わかりやすく商品=冷蔵庫としましょう。
「Aの冷蔵庫が1万円、Bの冷蔵庫が2万円です。」というのは『事実』で、初心者ライターが調べても、超有名天才ライターが調べても同じです。
じゃあ、Aの冷蔵庫とBの冷蔵庫はどちらがおすすめか?
ここは『表現』によって異なります。
例えば、Aをお薦めしたい場合、「Aのほうが1万円ほど安いから、Aがおすすめだよ。」と表現ができますよね。
ではBをおすすめしたい場合はどうすればいいのか。
「Aのほうが安いけど、機能はBのほうが良い。365日毎日使うんだから、1万円高くても機能性が良いBがおすすめだよ。」という感じ。
どっちをおすすめすして欲しいかはクライアントや記事の方向性によって異なるので、『表現』はその都度考えればOK。
覚えておいて欲しいのは『事実』は誰が調べても変わらないという点です。
Aの冷蔵庫が1万円、Bの冷蔵庫が2万円というのは、初心者ライターが調べようが、10年目のライターが調べようが、同じです。
どんなジャンルの記事を任されても、まず誰が調べても同じな『事実』の情報から集め、次に記事の方向性に合わせて『表現』を考える。
この手順を踏めば、初心者でもライティングに取り組みやすいはずです。
4.自信がなくても必ず納期までに提出する
これはぜひ知っておいて欲しいんですが、クライアントさんのほとんどは”完璧な記事”を求めていません。
最低限の品質基準をクリアできるライターを求めています。
つまり初心者ライターが目指すのは、100点じゃなく、60〜70点でOKということ。
採用後、もっとこうして欲しいという修正点や要望がある場合、必ず連絡してくれます。
そうやって徐々にクオリティの高い記事や、クライアントが求める記事を作ってきます。
逆に、初心者ライターで絶対にやってはいけないのは、正解を求めすぎて提出期限(納期)を過ぎてしまうこと。
学生時代のレポート作成や課題提出でも「でくてなくても、期日までには提出しろ」と言われた経験がある人も多いのではないでしょうか。
基本的に、納期は修正することを前提とした納期です。
つまり、納期を遅れると修正までのステップも後押しになってしまう。
そのため、納期を過ぎても連絡してこない人や納品しないライターは、クライアント側からすると困ります。
もし執筆した記事に不安があるなら、以下のようなメッセージと共に納品すると良いでしょう。
テキストお世話になっております。
ご依頼いただいていた○○の執筆が完了したのでご報告いたします。
はじめての執筆でしたので、認識の齟齬や至らない点があるかと思います。もし修正点などがありましたらすぐに対応いたしますので、お気軽にお申し付けください!
ではご確認のほどよろしくお願いいたします。
フィードバックをもらったら、その内容のとおりに修正して再提出すればOKです。
5.【注意】コピペは絶対にやってはダメ!
前述したとおり、ネットで上位表示される記事は真似するべきですが、コピペは絶対にダメです。
ライターにとってコピペは禁忌(きんき)。
著作権の侵害になるし、ネット上にコピペした記事を掲載するとAIにより質の悪い記事と判定され、基本的に上位表示されません。
コピペであることが判明した場合、クライアントから一発レッドカード(契約解除)になる可能性もあります。(テストライティングの場合は報酬なしで不合格など)
記事がコピペでないかをチェックするツールもあるので、コピペをするとバレます。
先ほど紹介したように、商品の値段のような、誰が調べても同じになるものは同じでOKです。
しかし、言い回しは自分で考えましょう。
まとめ:難しく考えないことが大切
初心者ライターは応募するだけでも緊張すると思いますが、あまり難しく考えないことが大切です。
クライアントさんから提示された執筆手順やレギュレーションをよくチェックして書けば、最低ラインはクリアできます。
どんなジャンルでも、基本的にネットに答えはあるので、それを探して記事に反映すればOK。
クリエイティブな発想や、奇抜な表現は必要ありませんし、クライアントさんも求めていません。
“正確な情報を整理し、わかりやすく読者に伝えること。”
これを意識しながらライティングに取り組めば、クライアントさんから重宝される存在になります。
では今日はこれで。
別の記事では継続的に仕事をもらうコツについても紹介しています。
気になる方は以下の記事も参考にしてください。
コメントを残す